ヒラメキは湧いてくるもの、アイデアは浮かんでくるもの

洗濯機の糸くずとりにしても、ダイエットスリッパにしても、長い間の思案があるとき、ふとしたキッカケで、実を結んだことは既に述べた。

こうした「ふとしたキッカケ」とか、「ちょっとした発想」で思いついたようなアイデアが、そんなに簡単にヒット商品になるものか、と思われようが、実際になっているのだから仕方がない。ただし、それらのアイデアが浮かぶ前には、今も述べたように、長い思考過程(努力)があり、またそれが実際のヒット商品になるためには、やはり様々な試行錯誤(努力)があったはずだ。

だから、発明成功者が「ちょっとした発想で」とか「突然ひらめいて」などと、ヒット商品を生み出すに到ったキッカケを謙遜ぎみに話すこともあるが、それなりの努力は必要だったに違いない。 続きを読む ヒラメキは湧いてくるもの、アイデアは浮かんでくるもの

問題意識がヒラメキやアイデアを呼んでくる

しかし、ヒラメキというのは、それが起こるために前提となる思考状態のようなものがある。すなわち、ある特定の課題について長いこと考え続けていたり、あるいは難しい問題の解決を探っていたりと、とことん思考能力を働かせていることが必要なのだ。

そうした思考過程の蓄積が、脳にヒラメキを呼び起こすための準備をさせる。それは、アイデアが浮かぶための予備状態ともいえる。ヒラメキというものは、考えを巡らしている最中ではなく、考えることを止めたときに湧き起こりやすいものだ。 続きを読む 問題意識がヒラメキやアイデアを呼んでくる

初めに「ヒラメキ」ありき

「最初は一つの小さなアイデアにすぎなかった」といっても、当然のことながら、それに物質的な形があるわけではない。アイデアそのものは無形である。しかし、アイデアやコンセプトが生まれた段階では、すでにある程度は具体的な姿なり形が、頭の中には浮かんでいる。あとはそのコンセプトに応じて、実際に試作をしていくわけだ。

だから、これは「無から有を生む」想像と創造の過程である。創造の前には、想像の段階があるのだ。余談だが、神様が人間を創造する前にも、やはり「人間はこういう形にしよう」と想像していた(私がそれを見たわけではないが・・)。 続きを読む 初めに「ヒラメキ」ありき

発明成金もまずは、一つのアイデアから始まった

発明で成功する人、しない人で紹介してきた「洗濯機の糸くずとり」「ダイエットスリッパ」「ベビーカウボーイ」「乗り換え便利マップ」などの発明者はみな自分たちが感じた不便なこと、不満なものをバネにして、それらを解消するアイデアを発案した。

同時に、彼女らはみな、アマチュア(素人)発明家でもあった。つまり、発明で生計を立てているわけではなく、ご主人の稼ぎが一家を支えている。だいいち、これらの発明品は金儲けを目的として生まれたわけではなく、自分の不便を解消するべきものとして生まれたわけだ。結局は、それが他の多くの人にも便利なもの、斬新なものとして映り、大衆から強く望まれたしだいである。 続きを読む 発明成金もまずは、一つのアイデアから始まった

遊び心やユーモア精神がアイデアの栄養となる

人間という動物は、大人になっても好奇心を失わないでいるところに特徴があるとされる。チンパンジーにせよ、ゴリラにせよ、他の類人猿の仲間では、成長するに伴い、子供時代には旺盛であった好奇心が(人間の大人ほどには)見られなくなるというのだ。

人間が大人になっても好奇心旺盛でいる根拠として、変わった考え方には、「ネオテニー進化説(幼形成熟)」というものがある。これは、ヒトという種は、類人猿の子供(胎児)の特徴を残しつつ進化してきたと主張するものである。

それはさておき、人間の大人にしても、好奇心の度合いには、かなりの開きがある。概して好奇心旺盛で遊び心を失わない大人のほうが、周りの人からの人気も高く、かつ愛されることから、結局は社会で成功しやすいという傾向にある。 続きを読む 遊び心やユーモア精神がアイデアの栄養となる

アイデアを権利化する