個人発明家の「三重苦」は越えるべき対象でもある

知り合いのN氏(自営業者)は、何か新しいものを発明するのが趣味である。いろいろなアイデアを思いつき、その効果を試してみたりもする。よく雑誌に紹介されているような、成功した発明家になれることも目指しているのだ。

ところが、そんなN氏には、決定的な障害があった。本人が言うには、まず、思いついた発明をうまく試作することが苦手、特許書類も自分で作成したいというのだが、文章の作成も苦手、そして、売り込みに関しても大の苦手というように、「三重苦」の状態であった。 続きを読む 個人発明家の「三重苦」は越えるべき対象でもある

自分専用の試作(思索)の部屋

ハイネック型マフラーを発案した翌日には、もう試作を試みていた。しかし、ちょうどよい布地のものが見つからず、思いきって厚めの防寒靴下を切って、それで作ることにした。偶然にも靴下の湾曲部分が、ちょうどハイネックの肩部分の湾曲に適合し、しかも2足あったので、それを縫い付けることで、イメージ通りの形とすることができた。マジックテープも購入し、オス型とメス型それぞれを、首にあたる両端部分に縫い合わせた。それを前から首に掛けるようにして、後ろで繋ぎ留められるようにしたのだ。連結した後、胸元の布地部分はシャツの中に入れるわけだ。

翌々日には試作2号、3号も作った。それらは実際のハイネックセーターを切って作ったりもした。寒い日には、それを首につけて外へ出掛けた。他人からは予想通り、普通のハイネックセーターだと思われていた。そこで、屋内に入った際に、それをここぞとばかりに瞬間に取ってみせた。 続きを読む 自分専用の試作(思索)の部屋

はじめての本格的な発明体験

何か特殊な用途にしか使われなかったり、一部の人の気しか引かないような、マニアックなものよりかは、もっと大衆に受けそうな、それでいて製作コストもそれほど掛からないような、そんな小物発明を手がけてみたい、と強く思うようになった。それが、いまから4年ほど前の、1996年(平成8年)2月頃のことであった。

そんなある日のこと、パソコン好きの友人から、インターネットやパソコンの見本市に誘われ、とりあえず、幕張メッセの会場で待ち合わせを約束した。 約束の日・2月24日は、2月の中でも、かなり寒い日であった。 続きを読む はじめての本格的な発明体験

アイデアが熟すためにも試作は重要なステップ

たまたま、友人のなかにも同じように、治療院の先生からいろいろと試作を頼まれてきたという者がいる。その友人に治療器具の試作を頼んでいたM先生は、実は東洋医学の世界では大変に有名な人(既に他界)だった。しかも、友人の試作による、その治療器具は、いまでも治療家の世界では、画期的なアイデアとしてよく話題になるものだ(それが何かはあえて伏せておく)。

手先の器用なその友人は、やはり自らもいろいろな治療器具をつくり、それらをアピールするようになった。とくに、弱電分野に強かったので、電子部品を使った治療具を作ることが多かった。市販されている健康器具などを分解する機会があると、さっそく中を開いて、次に作るもののヒントにしたりもした。 続きを読む アイデアが熟すためにも試作は重要なステップ

アイデアを権利化する