売り込みのタイミング、引き際のタイミング〔その1〕

■特許の登録を待ってから、発明を売り込んで失敗するケース

個人発明家が自分の発明を、企業に売り込み始める時期は、特許の出願と同時か、あるいはその少し前あたりからがよいと思われます。

もちろん、状況によっては、出願してから何ヵ月か経った後でも構いません。ただ、出願してから1年半も経つと、特許の公開公報が自動的に出されるので、多くの人に発明の内容が知られてしまうことになります。

そうなると、そこに書かれている発明の内容からヒントを得て、または大幅に真似て(さらには、うまく発明の権利に抵触しない形のものを)、他人が考え出さないとも限りません。あるいは、無断で実施(模倣)されることもあるかもしれません。 続きを読む 売り込みのタイミング、引き際のタイミング〔その1〕

発明アイデアの売り込みには、積極性とタイミングが重要

Yさんという婦人の場合も、以前から小物発明的な趣味を持ちたいと思っていました。しかし、N氏と同様で、やはりアイデアの試作と特許願の出願手続き、売り込みに関して、いつも躊躇していました。そのため、なかなか、それ以上は前に出ることがなかったのでした。

ところが、発明の試作や権利化について、ちょっとアドバイスしただけで、もう水を得た魚のようになり、それまでは頭の中にしかなかったアイデアを次から次へと、形にするようになったのです。

Yさんのアイデアを、発明サンプル(つまり試作品)として作るのを私も手伝っていました。「発明サンプル」とは、発明アイデアを企業に売り込むにあたって、その形態や効能を相手企業にイメージさせやすくするための試作品のこと。 続きを読む 発明アイデアの売り込みには、積極性とタイミングが重要

アイデアが生み出されるキッカケ、それは「不便」です

「必要は、発明の母」という諺があります。裏を返せば、その「必要」というのは、「不便さ」があってこそ、感じられたものであります。

だから、個人の発明家は、日常の中に「不便に感じるもの」を探して、それを発明に結びつけようとしております。

ならば「不便は、発明の父」とも言えるのかもしれません。その「不便」と「必要」が結婚して、「発明」が生まれるからです。 続きを読む アイデアが生み出されるキッカケ、それは「不便」です

小さな発明でロイヤルティ収入を

「高価な発明」と「良い発明」は、必ずしもイコールとはなりません。簡易で安上がりな発明(アイデア)であっても、それが万人の心をつかむようなものであれば、結果として「良い発明」(つまり、売れる発明)となるのです。

そうした「ミニ発明」(あるいは「プチ発明」)が個人によって生み出され、それらが企業によって製品化される、ということが、いま多くなっているようです。

企業によってアイデアが採用されると、それを発明した個人には、ロイヤルティ(アイデアの使用料)が入ります。 続きを読む 小さな発明でロイヤルティ収入を

ネーミングでロイヤルティ収入を

前項で見てきたように、今後は個人でも、ソフト面での小さなアイデアをもとに、ヒット商品を生み出せる可能性が高まってきました。

ネーミングもその一つです。その良し悪しが、売れ行きを決めるからです。「フレッシュライフ」(レナウン)という名前の抗菌防臭ソックスがありました。これは、当初の予想とはちがって、最初はあまり売れなかったといいます。

そこで、製品はそのままにして、ネーミングだけを「通勤快足」と変えて、再度売り出してみたのです。すると、今度はたちまち売れ出す大ヒット商品となったのでした。 続きを読む ネーミングでロイヤルティ収入を

アイデアを権利化する