契約書の作成は、ひな型を参考にすれば難しくはない

発明の売り込みの結果、ある企業から(幸運なことに)「その発明の権利を是非とも使用させてほしい」といった連絡があったとします。あなたは次に、相手企業とその発明に対する、もろもろの取り決めをしなければなりません。

ところで、発明の使用を企業に許可する場合、その方法には大きく分けて下記に示す2つの形態があります。

【専用実施権】一社だけがその発明を専用に実施できる権利。つまり一社独占の契約形態。発明者自らもその発明を実施できなくなる。もちろん、企業からは発明の対価が支払われる。

【通常実施権】一社だけではなく、発明者(出願人)を含め、ほかの企業にも発明を実施する権利が与えられる形態。 続きを読む 契約書の作成は、ひな型を参考にすれば難しくはない

「売り込み反応データ」を作成しておく

売り込みをした会社から送られてきた返事なり資料は、かならずファイルしておくようにします。

今後また、ほかのアイデアを提案するときなどに、そのファイルを活用できるからです。

それに、会社とよい関係を作っていくうえでも、重要な資料になるでしょう。また、次ページで示すような、「売り込み反応データ」を作成しておくと、ひとつのアイデア提案に対する各企業からの反応が、一見して把握できるので便利です。

これは「発送(済み)リスト表」としても使えます。

《売り込み反応データ》(「発送リスト表」としても使える) 続きを読む 「売り込み反応データ」を作成しておく

発明アイデアの売り込み文書、その出だしの一例

企業へのアイデア売り込みの手紙について、その書き出しをどうしたらよいのか、これに悩んでいる人も意外と多いようです。

これについては、最初にご挨拶とお願いの気持ちを述べた後、さっそく本題(提案したいアイデアの内容や概観)に入っていくのがよいと思われます。幾つかの書き出し例を、以下に挙げおくことにしましょう。

【一般的には・・・】

拝啓、貴社ますますご盛栄のこととお喜び申し上げます。

突然のお手紙で失礼いたします。私は、〔名前〕と申します。この度、〔提案したいアイデアの分野〕に関するアイデア品(改良品)を考案いたしました。 続きを読む 発明アイデアの売り込み文書、その出だしの一例

企業向けの「アイデア提案書」のフォーム案

以前、私が売り込みの手紙と一緒に、企業に送付していたアイデアの企画提案書には、以下のような項目を設けていました。

「発明の名称」、「出願日」、「発案日」、「試作品の有無」、「試作日」、「知的所有権登録番号」、「商品化時のネーミング案」、「商品の分野」、「スポンサーとの希望契約形態」、「発明者名」、「その職業」、「連絡先」など。

そして各項目には該当事項を記せる空欄を付していました。さらに、それらの項目の下に「新製品企画書」という見出しを設け、そこに「商品名」「発明の構造」「価格」「材料」「発明のセールスポイント(概要)」「従来品との比較」などの項目をつけて、そこにも、それぞれの説明を簡潔に書くための空欄を設けておきました。

そうした様式のものを作って、それを使用していたのです。また、これとは別に「発明品の効用(参考用)」という項目で、B5用紙大の紙面に、発明アイデアのアピール文章を書いたものを、提案先の会社に送ったりもしていました。 続きを読む 企業向けの「アイデア提案書」のフォーム案

アイデアを権利化する