弁理士は、技術がわかる法律家

■技術と法律の専門家

弁理士は、一般の人からは法律家としてだけのイメージがあるようです。それも産業財産権法(工業所有権法)の法律家として、重箱の隅を突っついているような、そんなイメージです。

ある人など、「法律専門の学者先生に、技術的な話をしたところで、わかってもらえないだろう!」と見下した言い方をしていました。これは、大変な誤解です。

弁理士は、法律の専門家であると同時に、技術の専門家でもあるのです。弁理士は「技術がわかる法律家」ということです。また、もともと技術畑にいた人も多く、全体的にもどちらかというと理系に近いイメージです。

いずれにせよ、弁理士は技術畑の人とでも、技術的に込み入った話であっても、難なく話せるだけの豊富な知識を具えているのです。 続きを読む 弁理士は、技術がわかる法律家

弁理士は、非常にハイレベルな資格

ところで、この「弁理士」という資格は、ひじょうにハイレベルなものであることを知っていましたか?

弁理士になるための弁理士試験は、よく「毎年4000人以上が受験し、合格するのはわずか100人前後しかいない」(合格率約2.5%!!)と言われたほど、超難関の国家試験といったイメージを昔から持たれています。

だから、弁理士の試験に合格するためには、5年あるいはそれ以上の期間、勉強を続けている必要があると言われていたのです。(現在は、合格率が6%ほどになっているといいます)

なにしろ、弁理士というのは、専門的な「技術」と「法律」と「実務」の、それらのいずれにも長けていなければならないのです。 続きを読む 弁理士は、非常にハイレベルな資格

主役は「あなた」(弁理士は、あなたの代理人)

ここまで述べてきたことを簡単におさらいしておきます。

まず、あなたの発明が権利化されるためには、それが特許庁の登録を受けていることが条件でした。そのために、発明の内容を特許願にして、それを特許庁へ出願したり、また発明内容の審査を請求したりと、こうした手続きを次々に踏んでいく必要がある、ということでした。

ここまでやってきて、何も問題がなければ、あなたの発明は登録されることになりますが、最初から一度で登録されるということは滅多にないようです。

すでに何度も述べてきたように、こうした一連の手続きはあなた自身で行うこともできるのですが、それにはたいへん複雑な作業をともなう、ということがお分かりでしょう。 続きを読む 主役は「あなた」(弁理士は、あなたの代理人)

アイデアの権利化を代行してくれる、特許の世界のプロ

さて、あなたのアイデアを権利化するにあたっては、何よりもまずは特許の出願をしておくことが必要だということは分かりました。

ところで、そのアイデアの内容を詳細に記した書面は、自分でも作成することができますが、それには幾つかの約束事もあり、最初から自分一人で書き上げるのは、ちょっと大変です。

出願についても、自分ですることができますが、やはり最初はそれなりの知識を多少なりとも身に付けておかないとならないでしょう。

もう一つの方法としては、特許事務所を利用するやり方があります。すなわち、特許事務所に特許の書類の作成とその出願を依頼するという方法です。

特許事務所には、特許の世界のエキスパートがいて、あなたの相談にも乗ってくれるのです。そう、弁理士は、特許の世界のプロなのです。 続きを読む アイデアの権利化を代行してくれる、特許の世界のプロ

特許願には、決められた形式と書き方がある

仮に、あなたのアイデアが新規性と進歩性を伴っているうえ、それが多くの人から欲しがられるような、そして社会にもよい影響をもたらす、そのようなものだとしたら、そのアイデアはぜひとも特許にしておくべきでしょう。

特許にするには、自分のアイデアの技術内容を書いた書面(特許願)を、比較的速やかに、特許庁に提出しなければなりません。この「速やかに」が大事なのです。もし、同じ内容のアイデアを、他人が先に特許出願してしまうと、もはやその時点で、あなたの発明は世間から認められなくなってしまうのです。

特許の世界では、発明の権利はあくまで、最初に特許願を出したほうにあるからです。これを「先願主義」ということは、前にも説明しました。

これからの時代、一般の人であっても、それなりに特許の知識は大事になってくるでしょう。知的水準が高い日本国民はみな、国を豊かにするためにも(まずは、自分が豊かになるために!)、発明に関心をもち、同時にある程度は特許の知識をもつようになることが望ましいといえます。 続きを読む 特許願には、決められた形式と書き方がある

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