売り込みの結果・会社の反応はデータとして次に活かす

「アイデア企画・提案書」を送付する会社は、少なくとも20~30社ぐらいを目安にする。あるいは、あらかじめ50社を決めておいて、25社ずつ2回に分けて、無理なく送ってもよいだろう。会社からの返事は大体は、1ヵ月から2ヶ月の間に来ることが多い。

以前、売り込みをしていたときのことだが、会社からの返事で、とても早いものがあった。なんと、1週間ほどで返事が来たのであった。「ということは、あまり真剣に検討していないということかな?」と思い、手紙を開封すると、不採用ではあったが、その理由やアドバイスまでが手書きで書かれており、さらに類似商品のパンフなども資料として添えられていた。「個人からのアイデア提案を、こんなに大事にしてくれる会社もあるんだ」と、感動したものである。

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遅いものでは、6ヵ月以上経ってからの返事もある。それどころか、忘れたころに返事をもらったこともある。そのときはもう1年近く経とうとしていたのだ。社内で長い間、検討をしていたということだった。もちろん、不採用。それにしても、よく返事をくれたものだ、と感心してしまった。

このように、返事が届くまでの期間については、それぞれの会社の事情もあるだろうし、本当のところ、なんともいえない。新製品の企画会議にあわせているのかもしれないし・・それでも、先も述べたように、だいたいは2ヵ月以内に返ってくると思ってよい。

もちろん、中には、返事を出さないという会社もあるだろう。このように、企画書を送った会社ごとに返信のデータ(返信までの期間、反応など)を作っておけば、次のアイデアの売り込みの際に活かせるはずだ。売り込みの反応は、実際、個人発明家にとっては有力なデータになる。

ちなみに、私がいちばん最初に売り込みをしたときは、まず一度に8社に送ってみた。 そのうち、2社からは返事がついにもらえなかったが、6社からはすぐにも、丁寧な返事を頂けた。よって、返答率は75%であった。

「アイデア企画・提案書」を読んで、アイデアに関心を持った会社は、さらにそれ以上の情報を知りたいと思うと、提案者(発明者)に連絡を入れることになる。そうなったらしめたもので、ここで、提案者はあらかじめ用意していた「特許出願書類のコピー」「発明アイデアの各資料」などを、さらに送るようにする。

「発明アイデアの各資料」には、「発明の効果を示す具体的なデータ」をはじめ、「アイデアを生み出すに到った経緯」「アイデア品を見たり、使った人の声(モニターの声)」「商品化された際のネーミング案」など、そのアイデアに関するもの全般の資料ということ。

こんどは会社のほうから興味を示してきたので、この段階では、最初の企画書では触れなかった細かいことも含めて、いろいろな情報を提示できるというわけだ。「モニターの声」という項目を例に出したが、これは知り合いや友人にアイデアを披露したときの感想、意見などを書いたもの。ほんとうに、わざわざモニターを募らなくてもよい。会社としては、そうしたモニターの声は貴重な参考になることもある。

私も、例の「ハイネック型のマフラー」や「ステンシルタイプの爪シール」などを提案したときに、周りの人の反応も参考までに伝えておいた。

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