発明・特許・実用新案!アイデア倶楽部

発明・特許・実用新案の知恵袋

発明アイデアの売り込み文書、その出だしの一例

企業へのアイデア売り込みの手紙について、その書き出しをどうしたらよいのか、これに悩んでいる人も意外と多いようです。

これについては、最初にご挨拶とお願いの気持ちを述べた後、さっそく本題(提案したいアイデアの内容や概観)に入っていくのがよいと思われます。幾つかの書き出し例を、以下に挙げおくことにしましょう。

【一般的には・・・】

拝啓、貴社ますますご盛栄のこととお喜び申し上げます。

突然のお手紙で失礼いたします。私は、〔名前〕と申します。この度、〔提案したいアイデアの分野〕に関するアイデア品(改良品)を考案いたしました。 [続きを読む…]

企業向けの「アイデア提案書」のフォーム案

以前、私が売り込みの手紙と一緒に、企業に送付していたアイデアの企画提案書には、以下のような項目を設けていました。

「発明の名称」、「出願日」、「発案日」、「試作品の有無」、「試作日」、「知的所有権登録番号」、「商品化時のネーミング案」、「商品の分野」、「スポンサーとの希望契約形態」、「発明者名」、「その職業」、「連絡先」など。

そして各項目には該当事項を記せる空欄を付していました。さらに、それらの項目の下に「新製品企画書」という見出しを設け、そこに「商品名」「発明の構造」「価格」「材料」「発明のセールスポイント(概要)」「従来品との比較」などの項目をつけて、そこにも、それぞれの説明を簡潔に書くための空欄を設けておきました。

そうした様式のものを作って、それを使用していたのです。また、これとは別に「発明品の効用(参考用)」という項目で、B5用紙大の紙面に、発明アイデアのアピール文章を書いたものを、提案先の会社に送ったりもしていました。 [続きを読む…]

売り込みのタイミング、引き際のタイミング〔その3〕

■出願時から売り込んでいても、スポンサー(会社)が見つからないケース

特許の出願時には印紙代など、最低でも2万円ちょっとは掛かりますが、売り込みに成功すれば、その後に掛かる特許手続きの費用は会社が持ってくれるケースもあります(もちろん、そうでないケースもありますが)。

発明の内容を審査してもらう場合には、特許庁に「審査請求料」を払うことになっていますが、これも(特許の確定の前に)発明を採用した会社が負担してくれることがあります。その場合、個人の負担は少なくなります。

「審査請求」は、出願の日から3年以内と決められています。これを過ぎても請求がない場合は、その特許は却下されたものと見做されてしまいます。

ということは、個人発明家にとって、この3年の間は(審査請求料を払わなくて済む)発明を売り込むためのチャンスの期間でもあるのです。出願と同時に売り込み活動を開始すれば、3年近くは売り込みができるというわけです。 [続きを読む…]

売り込みのタイミング、引き際のタイミング〔その2〕

とくに小物発明では、売り込みを「特許の登録」になってから行うのは、避けたほうがよいでしょう。ただし、「登録された特許」の発明のほうが、断然、売り込みはしやすくなります。

提案された企業にとっては、「登録された特許」の発明のほうが、リスクが少ないし、独占もしやすく、それだけメリットが大きいからです。では、なぜ避けたほうがよいのでしょうか。

まずは、登録までに掛かる特許手続きの費用が個人持ちになるので、出費がかさむ、という点。そして、登録までには何年も掛かるので、その間に発明が斬新なものでなくなる可能性もある、という点。

つまり、登録まで待ってしまうと、そのうちには類似品等も出回り、発明が色褪せてしまう可能性があるのです。 [続きを読む…]

売り込みのタイミング、引き際のタイミング〔その1〕

■特許の登録を待ってから、発明を売り込んで失敗するケース

個人発明家が自分の発明を、企業に売り込み始める時期は、特許の出願と同時か、あるいはその少し前あたりからがよいと思われます。

もちろん、状況によっては、出願してから何ヵ月か経った後でも構いません。ただ、出願してから1年半も経つと、特許の公開公報が自動的に出されるので、多くの人に発明の内容が知られてしまうことになります。

そうなると、そこに書かれている発明の内容からヒントを得て、または大幅に真似て(さらには、うまく発明の権利に抵触しない形のものを)、他人が考え出さないとも限りません。あるいは、無断で実施(模倣)されることもあるかもしれません。 [続きを読む…]

発明アイデアの売り込みには、積極性とタイミングが重要

Yさんという婦人の場合も、以前から小物発明的な趣味を持ちたいと思っていました。しかし、N氏と同様で、やはりアイデアの試作と特許願の出願手続き、売り込みに関して、いつも躊躇していました。そのため、なかなか、それ以上は前に出ることがなかったのでした。

ところが、発明の試作や権利化について、ちょっとアドバイスしただけで、もう水を得た魚のようになり、それまでは頭の中にしかなかったアイデアを次から次へと、形にするようになったのです。

Yさんのアイデアを、発明サンプル(つまり試作品)として作るのを私も手伝っていました。「発明サンプル」とは、発明アイデアを企業に売り込むにあたって、その形態や効能を相手企業にイメージさせやすくするための試作品のこと。 [続きを読む…]